1-3.バグの発生率抑制

バグが含まれたままの製品が出荷される原因として、 動作を確認する時間を確保できなかった場合、動作を確認する方法が甘かった場合が考えられます。 低コスト、短納期が進む中、ICT業界では納品前の品質確認作業が多くの場合削減されてきました。 また、経験の浅いプログラマに依頼することや、ノウハウの少ない企業へ委託してしまうことにより、 不具合の発生やバグによるプロジェクトの頓挫が多くなったのも事実かと思います。 コスト面、経営面での理由により、経験の浅いプログラマを投入することはプロジェクト上仕方がないことであり問題ではありません。 問題はこうしたプログラマを投入する準備が行えていたかどうかにあります。 結果的に開発環境、体制、実行環境に合わせた確認作業を行えていたかが全てとなります。 そしてどのようにチェック体制を整えていくかが重要となってきます。 コーディング工程に限らず全ての工程で、複数人で一つの機能を作っていく仕組みを作ることでバグの発生率とノウハウの伝達を行うことができます。 具体的には、それなりに経験のあるプログラマと経験の浅いプログラマをペアとして、 経験の浅いプログラマは必ず経験のあるプログラマにソースコードレビューを行ってもらい、 プログラムをリリースする仕組みを取ることです。 作成するプログラムをできるだけライブラリ化していき、ライブラリ単位でリリースすることで効率よく作業を進めていくことができます。 また、ノウハウの伝達はどの企業でも大きな課題となっているかと思います。 経験のある人とない人が直接情報を交換する環境を構築することで効率よくノウハウの伝達も行うことができるようになります。 この仕組みにより大きなコスト増となりますが、品質面で強く出ることができるので回収の可能性は非常に高くなります。