第5章.目標へ到達するには

よく耳にする「勉強する時間がないから」という言葉。やはり「勉強する気がないから」なのだな、と思う今日この頃です。目標へ到達するには目標を達成するための取り組み・手段が必要で、その取り組みを実施する環境や時間が必要となります。この環境や時間は自分で作るか、見つけるしかありません。運がよくて手段に対するアドバイスを得られるだけです。では、その環境や時間をどこでどのように得ればよいのか。。。簡単です。
「ないものは作れ」
環境で言えば開発環境が必要となった場合、JavaはJDKがSUNからフリーで公開されていますし、 .NETも期間限定で評価版を入手する事ができます。 Oracleも評価版がありますし、SQL-Serverはフリーです。主要な開発環境は殆ど安価に入手が可能です。 本腰を入れて勉強するには有料版を購入するのがいいかと思いますが、当面はフリー版や評価版をうまく利用する方が効率的です。 また、.NETやJavaは環境依存が激しいのでひとつの開発環境であれやこれやとやっていると奇怪な現象が発生して原因不明に陥ることがあります。 また、1台のPCしかなく次のPCを購入する予定も予算もない場合は、MicrosoftからVirtual pcとゲストOSが無償(OSは期間限定)で提供されており、 複数のPC環境を1台で構成する事が可能になります。インターネット回線が必要となった場合は最低限のインフラとして自分で用意しましょう。
時間はもっと簡単です。日ごろの時間の使い方次第で十分確保できます。 毎朝30分早く起きましょう。朝つらい人は最初10分からでもよろしいかと。 早起きして何をするのか、ですが、自分の場合は30分早起きして始業1時間前に出社し、自分の為の勉強に時間を使っています。 サラリーマンであれば遅くとも始業30分前に出社して昨日までの作業内容と今日の作業内容を確認して始業を迎えるのが当たり前かとは思いますが、 いつもギリギリで出社している人はコレを期に30分前出社を行ってみてください。 夜ではなく朝に時間を取っている理由は2つあります。 ひとつは、夜だと切がなく次の日の業務に影響を出し兼ねないためです。 もうひとつは脳の活発に活動する時間帯にあります。 一日の内で脳が活性化している時間帯は6時~8時、18時~20時です。 定時後なぜか頭が冴えて元気に仕事してしまうのはこのせいです。
これで環境と時間を確保する事が可能になると思います。 次に求められるのが「先生」かと思いますが、個人的に学習しているところへ自分の貴重な自由時間を使って先生をしてくれる物好きな人は滅多に居ません。 また、「先生」は必ずしも存在するわけではなく、新規開拓の場合は独学で進めなければなりません。 また、「先生」を見つけたとしても自分のスケジュールと先生のスケジュールが折り合う補償などどこにもありません。 しかし、本、インターネット、企業の営業活動をうまく利用するだけでも十分な効果を得る事が可能です。 企業の営業活動というのはコンベックスでよく開催されているベンダーのフェアのことです。一般の人でも粗品付のパススルーで入れたり、 名前を書くだけでいろいろもらえたりします。 業界の最前線を実際に目で確認でき、付近のスーツくんを拉致していろいろな情報を仕入れることもできます。 またインターネットは最近半端じゃなく情報が集積されていますし、FAQの過去ログ検索や無料で問いかけなどを行うことができます。 気を付けないと引きこもりにもなりかねない勢いで情報が公開されていますので、乗り遅れないよう毎日必ず時間を作ってチェックしておきましょう。 iGoogleを利用すると情報収集に便利です。
さて、これだけの環境を整える事ができれば勉強できるような気がしてきませんか?
やっと本題に入りますが、目標へ到達するには何をどのようにすればいいのでしょうか。 計画を作成したからといって全て勝手にやってくれる魔法はこの世に存在しません(多分)。 計画を作成するのも自分で、計画を実行に移すのも自分で、実績を入力するのも自分になります。 一定のルールを自分で決め、そのルールに従って自ら行動することで、はじめて計画が意味を成してきます。 ここでは目標のブレークダウンをうまく利用します。 現在目標と定めている項目を目的としてこの目的を達成する為にはどのようなことが必要なのかを考えましょう。 ブレークダウンすればするだけ今日は何のために何をすべきなのか、明日は、明後日は、が見えてくるはずです。 そしてこれらを目標に据えてその日の目標達成に向けて実行あるのみです。 気が乗らない人は一番興味の沸く項目を最初に選んで達成を目指すか、 もしくは、達成に近いもの(要素数がすくなく難易度の低そうな項目)から順にこなしていくと短期的な達成感を得られ、意欲が沸いてきます。
では実際に目標達成に向けて行動を始めたと仮定して話しを進めます。 計画には実績を入力する必要があります。 日頃日記をつけている人は構いませんが、その日何をしていたのか、どんな出来事があったのかは後々有益な情報につながります。 毎日、毎週、一日置き、出社時、帰宅時、といった具合に一定の間隔で実績を付ける癖をつけ、 計画を立て実施している事を意識するようにしましょう。 実績を入力したら計画に対し実績のずれを探し、その要因を取り除いたり、計画の実施方法や計画そのものに手を加えたりして計画を改善する必要があります。 この考察を行うことは非常に重要な意味を持っていて、この考察なくして改善はありません。 考察なく行う改善は改善ではなく変更です。 遅れているのか、進んでいるのか、順調なのか、この先不安なのか、そして、なぜそうなのか把握することからはじめ、 問題の要因の根源を突き止めましょう。 問題を解決しようとした場合、表面上に浮かんだ問題を解決しても他の問題が派生して発生する可能性が非常に高いです。 また、アスファルトの舗装工事と同じで、表面上の改修を続けていると活動内容に制約や複雑さが発生し、継続が困難になる場合があります。 できるだけ根源を見つけるように努力しましょう。
状況や環境に変化が発生した場合や、さまざまな要因から目標の達成の意味がなくなった場合は、 速やかに目標を再設定するようにしましょう。例えば運送業へ転職したとして業務面の目標が「Bug/LOC 500」だと意味がありませんよね。 同じように、今までWEB系のシステムを作成していて、PL/SQLでの開発となった場合も目標の再設定が必要となります。 個人的に定めている目標は別として、業務に関する事で目標を立てている場合は、状況に変化が発生した場合や、 さまざまな要因から目標の達成が困難となった場合は迅速且つスムーズに目標を再設定するようにしましょう。
もう気が付いている方も居られると思いますが、PDCAのサイクルができていますよね。 PDCAとはPlan・Do・Check・Actionの頭文字を並べたもので、何かを実現する為に必要な行動になります。 PDCAはサイクルが発生しなければ意味がないので、正確には「PDCAサイクル」と呼ばれていますね。 「計画を立て、実施し、成果を確認して、対策・改善を施す」という目標達成手段やスキルアップの一つの流れを作ることができます。 最近よく見るPDCA(もう旬は過ぎたかな・・・)は「計画を立て」→「実施し」→「成果を検証後」→「焦る」or「慌てる」or「諦める」がどこの会社でも大半で、 大きな企業であればあるほど、社員の危機感が低ければ低いほど多いように思えます。 そうならないようAの段階で「あっと驚く」何かにつながり、各人の「Ability」となるよう心がけた仕事をしていきたいですね。
皆さんはどうですか?Aが「焦る」or「慌てる」or「諦める」になっていませんか? 自分に負けないようにがんばりましょうね。 楽しい方向で考え目標達成毎に自分へのご褒美を用意する。 苦しい方向で考えれば市場の状況からこの先の予測を行う事によって生きていくためにどうなのか、「諦め」ている場合ではない事がわかります。

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