第1章 目標とは

皆さん、目標をもっていますか? そもそも目標って何なんでしょうか。何のためにあるのでしょうか。なぜ目標保持を求められるのでしょうか。目的との違いとはどこなのでしょうか。 目標って何だと思いますか? 目標とは目的に到達するまでの過程に存在する節目です。身近なものに例えると、
  •  階段の中間にある踊り場 
  • 階段の一段 
  • 物理の世界では加わる力 
  • 線路では駅 
がそれに当たります。なんだかピンときませんね。では、次のような表現ではどうでしょうか。

  •  長い階段を上ろうとした時の階段の中間にある踊り場
  •  10段ある階段を上ろうとした時の一段
  •  荷物を持ち上げようとした時の上方向に加わる5Kgの力
  •  岡山大阪間を電車で移動しようとした時の相生駅
追加されたのは「目的」にあたる部分です。 理解できましたか? もう少し解りやすく、旅行物語を例にとって見ましょう。 最近職場で掃除のおばちゃんにいじめられてストレスが溜まっています。 「ヤバイ、このままでは心が壊れてしまう。 ここはひとつ気分を変えるために旅行に行ってみよう。」 それからというもの、めっきり旅行が趣味となって、週末や連休を利用して残業代で荒稼ぎした資金を利用した旅行が繰り返されました。それから3年後・・・ 国内の観光地では物足りなくなってついに海外進出。 「よーし、アメリカの主要観光地を全て制覇するぞぉ」 得意のネットサーフィン技術を駆使して、早速アメリカの観光地について調べ始めました。10分ほどで粗方調べ上げたのでまとめてみると、総全長1万3千kmに及ぶ大冒険。休日も限られている事から、とても1回の渡航で回れる距離ではありません。 そこで考えました。 「まずはサンフランシスコ周辺からはじめて、次にロスアンゼルス、シカゴ、インディアナ、ミシガン、オハイオ、フロリダ、最後にニューヨーク。よし!サンフランシスコ周辺だ!!最低10箇所は回ろう。」 そして5年後、見事アメリカ大陸の主要観光地を全て制覇したのでした。 おしまい さて、この旅行物語にあった「目的」とは?「目標」とは? そして「目的」と「目標」の間に出現したものは? この旅行物語では「アメリカの主要観光地を全て制覇する」という目的のもと、「サンフランシスコからはじまり、ニューヨークでおわり」という計画を立て、「まずはサンフランシスコ周辺から」という目標を置いています。 「別に全て制覇するとか考えなくても、全部回る事は可能なのでは?」、「自分は目標なしのぶらり旅をよくするよ?」 そうですね。目的なしにサンフランシスコへ行く事ができます。全部回る事もできます。 しかし、よく考えてみると「サンフランシスコへ行く事」が目的に摩り替わっただけで、目的がなくなっているわけではありません。 ぶらり旅も目的が無い時と同様、「旅」が目的に置かれ、目標がない状態となります。 目標がない場合どうなるのか、何をもって目的を達成したか基準が曖昧となり、何らかの要因により終了と考えた時点で目的達成を意味し、 目的を達成したという事実が不確定なものとなります。 例えばダイエットで考えてみます。 「最近おなかまわりが気になるなぁ、そろそろ夏だし、海にも行きたいし。。。よし!ダイエットしよう。」という仮定の中で、 「ダイエットする」ということを目的とし目標を設定せず行動に移すと、ウェストが1cmでも小さくなればダイエット成功、1kg減っただけでもダイエット成功、 悲しいことに「ダイエット活動をした」ということだけでも成功となってしまいます。 お腹の油が少々減ったかな・・・という多少の希望の光を感じる事はできるかもしれませんが、辛さだけを体感できて満足感も達成感もありません。 このように目標とは、目的に到達するまでの過程に存在する節目であり、目的のもと作成された計画によって定められるものになります。 プログラマちっくに言うと、目的とは行動の最上位に位置するスーパークラスで、継承して計画クラスが作成されて目標がモジュールとして実装されるようなイメージかな? 工程管理の世界ではマイルストーンと呼ばれているものがスケジュール上の目標にあたります。 目標とはなんなのか解って頂けたでしょうか。 まとめると、次の通りです。
  •  目的と目標の違い - 目的は目標の上位存在で行動の最上位に君臨する王様
  •  目標とは - 目的に到達するまでの過程に存在する節目であり、目的のもと作成された計画によって定められるもの
  •  何のためにあるのか - 目的を明確にし達成を確実なものとするため
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