コマにすらならない人材

組織内で活動をしていると中には「会社は私を単なるコマとしてしか見ていない」と口にする人が出てくる。私はこういう人に対し「じゃあ『歩』にすらなれていないんだね」と厳しく返答している。将棋では各コマの機能は違えど同じ効果を持っており、最も最弱と見られがちな「歩」であっても他のコマと同様に相手の王の行く手を遮ることができる。会社から見た場合社員は「コマ」である。重要なのはコマかコマでないかではなくどういったコマなのかだ。人には得意な分野苦手な分野がそれぞれあると思うが自分の得意な分野を生かして強力なコマとして機能してこそ初めて組織に貢献したことになる。当然コマを扱う上の人間の裁量に左右される部分も大きいが、「自分はこういうコマだ」と正確に認識しておくことも重要だ。この捕らえ方を誤り不満ばかり募らせるのは経験の浅い若年層に多く、コマかコマでないかと考えているうちは「コマ」にすらなれていない証拠だとはっきり伝えることで組織の一員としての自覚に一役買う場合がある。