重要なのは成長のシナリオ

「あいつは使えない」、「まったく成長しない」そんな言葉をよく聴くとおもうがそんなときどうすればいいのだろうか。これは適材適所がうまく行えていない場合に多く発生する。開発工程を進めるにあたり開発作業で成果を出せない人に多くこの言葉が使われるが、人には向き不向きがあるためある程度のところまでは行えてもそれ以上の期待値までは到達できない場合が発生してしまう。「そこまで高い期待はしていない」とあってもそれは自分の感覚であり本人の感覚ではない。また、自分ではどうしようもない人とまったく成長する気がない人が存在する。まったく成長する気がない人でも雇用してしまった以上は企業としてそれなりの責任を取っていかなくてはならない。解雇もかまわないがここでは行わないものとして話をすすめていく。 

 成長のシナリオ 

「あいつは使えない」、「まったく成長しない」と感じたらまずは自分や上司といった周りの環境を見てみよう。その人が入社してどのようなポジションでどのような成果をあげていって欲しいか考えた人がいるだろうか。人は勝手に成長するものではあるが勝手に成長する場合は方向性が本人に任されるため、自分の求めている方向性と異なる場合がある。この方向性が異なっている場合「あいつは使えない」、「まったく成長しない」と感じることが多い。必要となるのは「成長のシナリオ」だ。言葉で自分のシナリオどおりに成長させようと思ってもそれは叶わないことが多く、反発を招きよくない結果になる場合もある。中長期的な目標値と短期の案件を揃えたスキルアップの誘導で「成長のシナリオ」を作成し、環境というアプローチで「成長のシナリオ」を歩んでもらう。普段は多少シナリオも気には留めなければならないものの、敏感に反応する必要はない。要求される技術が多様化、高度化している現代では短期的にスキルの満足を得ることは中々難しい。長期的に見ていく必要がある。

 適材適所 

開発工程を進めるにあたり、誰もが開発工程を行える訳ではなく、向き不向きがあるため適材適所は非常に難しい。イレギュラーもたまに発生するが先人を切って不満を出す人は検収作業に向いている。人の成果物に積極的にケチをつけてもらい「不満を出す力」を品質確保に利用する。勝手に仕様と違うものを作ってしまう人はアイディアを必要とする作業に向いている。時間をたっぷり与え、「生み出す力」を新製品や要件定義時の他社との製品機能差に利用する。言ったことしかしない人は開発作業に向いている。設計書を渡してそれどおりにつくってもらい「作り上げる力」を開発力に利用する。問題は意思の表現が少ない人だ。普段の作業内容からおおよその見当はつくとは思うが、それでも普段何を考えているのかわからない人には潜入捜査を行う。自分が信頼を置ける人を選抜し、その人を攻略してもらう。どういった人なのかわかればどういった作業が向いているのか判断することができる。何を考えているのかわからないが仕事をちゃんとこなしている人は別のアプローチを行うことで飛躍的に力をアップさせる可能性を秘めているのでしっかり見極めよう。