3-3 問題点の検証と対策

実績入力を行うと予定との差が明白となります。当然、差が発生しない場合もありますが、ほとんどのプロジェクトでは差が発生することになり、この予定と実績の間に差が発生する原因は以下の2つが挙げられます。その他にも仕様変更が発生した場合や客先との調整でスケジュールが変更になった場合については後述します。 
  • 見積もりミス 
  • 予定外の作業が発生 
見積もりミスには2種類あり、予定工数に対し実績工数が少なかった場合と多かった場合が考えられます。少なかった場合はプロジェクトに対し遅延が発生しないのでその時点では問題へ発展する事もありませんが、頻繁に少ない状態が発生した場合、他の開発者との関係でクリティカルタスクを行う事が出来ず、手が空いてしまう可能性があります。先の工程を確認し、他の開発者とのクリティカルタスクを有する場合は予期する問題として報告するようにしましょう。多かった場合はプロジェクトに対し遅延が発生してしまうことになりますので、必ず管理者へ報告しなければなりません。そして見積もりミスの原因となった内容が先の工程にも含まれていないか確認しましょう。含まれている場合は遅延の可能性を報告し、どう対応していくのかを管理者と決める必要があります。また、遅延分をどのように償却してオンスケジュールの状態へ戻すかも考えなければなりません。 予定外の作業が発生する事は通常業務を行っていれば必ず発生します。予定外の作業が発生した場合は、その日のうちに吸収できる作業量なのかを見極め、吸収「できる」、「できない」を管理者へ報告するようにしましょう。遅延となるようであれば、遅延した分を今後どのように償却しオンスケジュールの状態へ戻すかも考えなければなりません。頻繁に予定外の作業が発生する場合は、今後の工程に大きな影響を与える可能性がありますので、管理者へ報告し、工程表を作成しなおしたり、予定外の作業が発生する原因に対し対策を講じたりしましょう。あらかじめ予期される作業や、定期的に行わなければならない作業であれば工程表を作成する時に考慮した工程表を作成するようにしましょう。 上記のように何らかの原因により予定から外れてしまった場合は、どれくらい予定から外れてしまっているのかを考慮し、その都度管理者へ報告し週単位で工程表を直していきましょう。その際、遅延しているのであれば今後同じような遅延理由が発生する工程がないかを把握し、考慮した上で工程表を作成していく必要があります。そして、こうした経験を工程表という履歴に残し、自分の財産として蓄積させ見積もりの精度を高める材料として活用してください。
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